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今回の書評は、垣渕洋一 著『そろそろ、お酒やめようかなと思ったときに読む本』です。
本書を一言で紹介するなら…
以下に当てはまる人は、ぜひ読んでください。
この本を読んで、本格的に禁酒生活を始めました!
書籍情報
あなたのお酒とのつきあい方、そろそろ見直してみませんか? 「自分はそんなに飲まないから大丈夫」と思っている人でも、毎日飲んでいるなら、それはすでに依存症の“危険サイン”が点灯した状態です。ただし、実はお酒を手放すのはそれほど難しくありません。お酒を遠ざける仕組みをつくり、自分の固定されていた考え方を少し変えるだけ。お酒を飲まなくなると、「お肌の調子がいい」「寝つきがよくなる」「お金が減らなくなる」などいいことだらけです。多くの患者を回復させてきた専門医が、アルコールの正体、正しいつきあい方、やめ方、そして飲み続けてしまったときのことを教えてくれます。
【出典】Amazon HPより
本書を読んだ理由
①飲酒に対する疑問
1つ目は、禁酒する確固たる理由が欲しかったから。
お酒は好きですが、「飲まなくても良いのでは?」と思うことが増えました。
コロナの影響もあるかもしれません。
お酒より、別のことに時間を使いたい。本を読みたい。
②中田敦彦さんのYouTube大学
2つ目は、「中田敦彦さんのYouTube大学」で紹介されていたから。
いつも本のチョイスが秀逸なので、きっと学びが多いと思いました。
サムネがすでに魅力的です!
感想・考察
とにかく不思議でした。
本書を読んで気になったポイント3つを解説します。
お酒は「百害あって一利なし」
この主張に、目が覚める思いがしました。
根拠は、以下の4つです。
ちなみに「酒は百薬の長」と良いますが、その由来を知っていますか?
お酒を飲むとドーパミンが分泌されて気分は良くなります。
しかし、肉体的なメリットは一つもありません。
禁酒・断酒のメリット2つ
第4章で「アルコールをやめるメリット」が7つ紹介されています。
このうち、以下2つに共感しました。
①思考がクリアになる
お酒を飲んでいたとき、常にあった感覚です。
本書によれば、理由は2つ。
お酒を飲むと、夜中にトイレに行きたくなります。
寝不足になって頭が働かないし、頭も働かない。
実体験から、納得できる話でした。
②時間にゆとりができる
1日は24時間と有限。
無意識にお酒を飲むと、自由な時間は減っていきます。
「時間」という視点で考えると、飲んでいる時間だけでなく、飲んだ後も同じ。
「飲む時間」だけでなく、「飲んだ後の時間」を意識する。
本当に好きなことをやる時間を生み出すため、大切な考え方だと感じました。
【禁酒・断酒する方法】飲む理由を考えよう
でも、そんなカンタンにお酒ってやめられるの?
疑問を持たれる方も多いと思いますが、本書には具体的な方法が紹介されています。
「何のためにお酒を飲むのか?」「どんなとき飲みたくなったり、飲みすぎたりするのか? 引き金は?」こうしたことは普段あまり考えないものですが、この機会に飲む理由や引き金について観察し「見える化」しておくと、自分の飲酒パターンに基づいた対策を立てられます。(中略)根本にあるストレスの原因や飲みすぎとの関係がわかれば、お酒以外の運動や趣味で代替するなどの計画も立てやすくなります。
【出典】『そろそろ、お酒やめようかなと思ったときに読む本』P.175〜176より
筆者が飲みたくなる理由は「頑張ったから」でした。
しかし自分を労う手段は、お酒以外にもたくさんあります。
一歩立ち止まって、お酒ではない別の方法を考える。
シンプルですが、効果は大きいです。
とはいえ、お酒をゼロにするのは難しいよ…
そう感じる方も多いはずなので、本書で書かれていた国が定めた飲酒量の基準をご紹介。
国が定めた健康づくりの指針「健康日本21」では、アルコール依存症の発症リスクが少ない「節度ある適度な飲酒」を定めています。男性の場合、1日平均でアルコール量20g以下(純アルコール量換算で1日20g以下)。目安としては、ビールの中瓶かロング缶1本で500ml、日本酒なら1合弱、25度の焼酎なら100m、ワインは小さなグラス2杯程度に相当します。
【出典】『そろそろ、お酒やめようかなと思ったときに読む本』P.85より
意外と少ない…!
「飲んでも良いけど、量は控えめ」にするのが、身体には良さそうです。
オススメの禁酒法2選
本書を読んで筆者が考えた、実生活でも使える「オススメ禁酒法」2つをご紹介します。
①炭酸水を飲む
シュワシュワ感で、手軽にお酒を飲んだ気分になれます。
朝でも昼でもいつでも飲めるのがうれしいです。
②ノンアルコールで会社の飲み会に参加
会社の良好な人間関係は維持しつつ、プライベートも充実できます。
筆者の変化は、以下のとおり。
断れない飲み会があっても、自分の時間を大切にし、脳のパフォーマンスも落とさない。
一石三鳥かな、と思います。
耳読レビュー
本作は、残念ながらAudible聴き放題の対象外。
アルコール外来の専門医が、語りかけるように書かれている本書。
いつか配信されることを期待したいですね!
リンク先:【公式HP】https://www.audible.co.jp/
まとめ
「お酒は100%ダメ。絶対にやめよう」
本書は、禁酒・断酒を強制しているわけではありません。
飲酒に対してフラットな視点を与えてくれる1冊だな、と感じました。
お酒に縛られない自由な生活は、きっと人生を豊かにするはず。
今後の人生を見つめ直す、いいきっかけをくれる本です。